ゲシュタルト療法
僕のゲシュタルト療法との出会いは衝撃的でした。カウンセリングを学ばれた方なら一度はフリッツ・パールズのデモンストレーションセッションをご覧になられた事があるとは思いますが、カウンセリング中に彼はクライエントをからかい、そして本気で怒らせています。もちろん、彼にはちゃんとした意味があって行っています。
ゲシュタルトの祖であるフリッツ・パールズは現代でこそ天才的な理論と技法を持ったカウンセラーだったとして知られていますが、学校では成績常に最下位の落第生でした。しかし、心理学の祖であるフロイトとの出会いから彼の人生は大きく動いていきます。
パールズは「全ては部分を併せただけよりも大きい」と説きました。つまり、人の部分を変え、その部分を全ての中に戻した時、全てはその部分により大きく変化するものだと考えたのです。部分の変化はセラピストの誘導によるものではなく、クライエントの気づきによるものでこそ効果があると考え、セラピストはクライエントの気づきをサポートする存在であると説きました。この理論からゲシュタルト=気づきのカウンセリングとも言われています。
ゲシュタルト療法では全体、統合、バランス、3つのキーワードに焦点を当ててカウンセリングを行います。カウンセラーはまずはクライエントの全体を見、その中で問題となる部分に焦点を当て治療を行い、その部分をクライエントの全体に統合させ、後は全体のバランスを取っていくことを目標としていきます。
(カウンセリング相談ルームKNH心療所、山名和樹)
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