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カウンセリングサークルワイズ〜カウンセラーのブログ〜
カウンセリングサークルワイズ〜酒井洋子・今井直人・権野真奈美のカウンセラーブログ〜

2007年8月23日(木曜日)

「宇治山田商 vs 佐賀北」(今井直人)

カテゴリー: - counseling-ys @ 18時13分43秒

今年も自分の中での夏の風物詩、高校野球が始まっています。今年もマジメにインターネットで研究し、テレビで抽選会を見て予習もOK。子供の頃よりよっぽど今の方が、力が入っています。というのも友達同士で毎年ゲームをやっているからで、それで今年の自分なりの注目は、宇治山田商業と佐賀北でした。

まず宇治山田商業は、たまたま5月にスポーツ新聞の隅に見た春季高校野球東海大会決勝のちっちゃい記事。もちろんランニングスコアだけで、宇治山田商(三重1位)13−10中京大中京(愛知1位)でした。ところがよく見ると、中京の10点は最終回に挙げたもので、守ってる方の心境を考えただけで興味深いものでした。13−0からまさか負けることはないにしても、点差が詰まるにつれその‘まさか’がドンドン近づき13−10に。
油断した訳でも手を抜いた訳でもないはずで味わったこの緊張感。すごくいい体験をしたのでないでしょうか。考えただけでも胃が苦しいですが。

負けた中京のあきらめない気持ちもたいしたものです。13−0で終わるのとでは雲泥の差です。最後に生まれた一体感は素晴らしいと思います。
「13点取られても14点取ってやろう」人生と同じですね。

ちなみに中京大中京は愛知県の決勝で愛工大名電に7−5で敗れました。9回表に2点を勝ち越されての惜しい負け。甲子園に出られなくても得たものは大きいように思います。

もう1つの佐賀北高校は県立校で特に前評判もなく目立たずでしたが、県大会の結果を見てピンと来たのと、オープニングゲームを勝てば勢いに乗るかなぐらいな感じでした。
開幕式の後の福井商との試合はすべて見て、2−0の完封勝ち。予想以上に左右2人のピッチャーが良くて、手応えありでした。そして2回戦で予定通りこの2校が対戦することに。

結果は延長15回4−4の引き分け再試合。前半は完全に佐賀北のペースで、やはり1度試合をしている方が有利に思えましたが、後半になってからは全くの互角の戦い。ところが延長になってからは両方とも得点の入る気配がないぐらいの投手戦で、しかもファインプレーの連続。1球1球に選手も観客も、もちろんテレビの前の自分も集中してしまうぐらいの白熱した熱戦でした。昨年の決勝戦、早稲田実業と駒大苫小牧が記憶に新しいですが、心情が入っている分、たとえ2回戦の1つであっても感動に何も変わりはありません。

大阪で何のゆかりもない三重県と佐賀県の対戦を1球も見逃さず真剣に見ているのは、自分だけではないかと思いながらも、あっという間の15回裏。
そして試合終了後、観衆が立ち上がっての拍手。球場の温かさがテレビでも十分に伝わってきましたが、負けられない緊張感から選手も観客も解放されたようでした。アルプススタンドの応援団・OB・出身県の人・近所の人・たまたまこの試合を見に来ていた人、そんなすべての人を一体にし感動させる高校野球は素晴らしいと思います。

中1日おいての再試合は9−1で佐賀北が勝ちましたが、その後の佐賀北の戦いを見れば分かるように宇治山田商の評価が下がるものではありません。
毎年毎年いいものを見せてくれますが、今年もまたこの試合に1つ感動をもらいましたね。

その後の佐賀北の躍進は次回に書かせてもらおうと思います。
今は自分が注目した2校が引き分け再試合という、もう2度とないような珍しいことやねんから、何とかゲームは自分の勝ちにしてくれんかな、と思うばかりです。


2007年8月22日(水曜日)

ブレイブストーリー(今井直人)

カテゴリー: - counseling-ys @ 09時37分27秒

ようやく読み終わりました。電車の中でちょっとずつ読んでいたのですが、なかなか進まなくて。間が開くと登場する人物や町のカタカナが読みづらくて・・・。

そもそも読む?と聞かれて、2つ返事で「うん、読んでみる」と言ったのが始まりで、まさか500ページぐらいあるのが上・中・下と3冊も出て来るとは思いませんでした。好奇心が裏目に出た感じですが、まずは読んでみようということで。

宮部みゆき原作のファンタジー小説であることは、みんなが知っていて本を読む人が多いことに驚きました。途中テレビで劇場版をやっていたように思いましたが、見てしまうと読まなくなりそうで止めました。ネットで感想書いている人を拝見すると、登場人物の人となりが希薄で、もう一つ伝わらなかったようです。
主役の平凡な小学生ワタルや、親友のカッチャン、転校生の美男子で超頭が良いミツル、父や母との関係や周りの人間模様に時間をかけれなかったのも仕方のないことでしょうね。本では登場人物のことをおよそ4分の1使って書いているのが、この物語の特徴の1つだと思います。なかなか進まない原因の1つでもありましたが、後々その丁寧に描かれていた意味を掴めた気はしています。

時間内に収めるには相当省かないとダメなのが難しいところですが、運命が変わるかもと飛び込んだ「幻界」での冒険の場面は、テレビの方が分かりいいのではなかったのでしょうか。と言うと、「全然わかってないなぁ」と言われるので書きますが、この「幻界(ヴィジョン)」という「現世(うつしよ)」と一対となったファンタジー(ゲームの世界)を、葉の力で綺麗に描いているところも大きな特徴です。だから読む人それぞれの世界が広がるのです。「幻界」での登場する登場人物?や町の風景など、自分の想像とテレビの映像との差を見てみたいですね。
ただこの町やキャラクターがカタカナばかりで・・・。

自分の運命が変わるかも知れない、願いが叶うかも知れない、いや叶えるためにミツルの後を追って旅に出たワタル。すべてにおいて優れているミツルに一目を置きながらも、いろいろな困難に立ち向かって行くうちに、今までの自分とは思えない勇敢な少年になって行く。そしていつしか自分の願いを叶えることに迷いなく進むミツルと、自分の願いより「幻界」で出会った仲間や平和を優先するワタル・・・。

たとえ願いが叶い運命が変わったとしても、その運命の中で辛いことや悲しいことが起こればまた同じことの繰り返しじゃないかと気づき、「運命を変えることとは、運命に立ち向かえるように自分が変わること」「自分の運命を変えるのも切り開くのも自分なんだ。」
だという答えを自分で見つけ出しました。
ワタルは楽しいこと悲しいことの経験を積み重ねることで、自分ひとりでは何も出来ないことを認め、あるがままの人生を受け入れました。そして自分本位ではない優しさを持ち続けることの尊さを教えてくれました。

最初本を手にした時の印象はゲーム好きの子供の話でしたが、全然違う人間の持つ欲望の深いところ大人の話で、カウンセラーのカウンセリングのようでしたね。
何も変わっていない「現世」に戻ってもガッカリせず、自分だけの再会に喜ぶワタルに強さを感じ、本でありながらホッとしました。

夏休みの読書感想文はこれで完了です。


2007年6月28日(木曜日)

勝ち運(今井直人)

カテゴリー: - counseling-ys @ 23時12分15秒

6月23日(土)ナゴヤドーム ドラゴンズvsホークスの3回戦。
日程を見た時に、正直見に行ってもいいかな、と思ったのですが、結局テレビ観戦になりました。

交流戦で唯一セ・リーグの球団に負け越しのなかったホークスも、今年はあろう事か巨人に4連敗と今や横浜のエースになった寺原にやられるなど、その自慢もなくなってしまいました。特に巨人戦は負け方が最悪で、ガッカリの一言です。
今年初めてホークスの話題を書く訳ですが、前評判ほどの強さはないと思っていた以上に不甲斐ない試合が多く、あえてここで書くこともない状況でした。

ここまで孤軍奮闘していた杉内がこの日の先発。前回の巨人戦は7回まで2塁ベースすら踏ませていなかったのに、8回に高橋由伸に3ランホームランを打たれて撃沈。しかしそうなったのもその前の阪神戦がもっと可哀想だったからで、布石はありました。

雨で試合時間が1時間以上遅れ、1-0でホークスリードの5回裏、阪神の攻撃も2アウト、ところが凄い大雨。バッター桜井に対してあと1球ストライクが入らずフォアボール・・・で試合中断。小雨になってグランド整備してまた1時間以上待たされゲーム再開。おそらくあと1つのアウト、いやストライクを取っていれば1-0でゲームセットになっていたはずの土砂降りでした。その後、1-0のまま9回裏阪神の攻撃。ここまで時間にして5時間以上投げつづけた杉内も案の定というか1点取られ、勝ち投手にはなれませんでした。結果、延長で林にホームランを打たれサヨナラ負けと、冴えないチームの典型の試合ですが、あの1球で勝ち運が逃げたようです。

この日の杉内はパ・リーグ最多勝の面影はなく、初出場の柳田にプロ初ヒットとプロ初ホームランをサービスし早々に降板。前半5回を終わって0-4でドラゴンズリード。ナゴヤドームではよくある光景で、ドラゴンズファンは当然としても、おそらく球場にいるすべてに近い人がいつもの試合を思い描いたはずです。相手の先発は交流戦に入って4戦4勝の不動のエース川上憲伸。ホークス5連敗確定?
 
6回表、ホークスの攻撃。先頭本多の当たりはやや高いバウンドのピッチャーゴロ。俊足とはいえ普通にプレーすれば何でもないところ、ボールが手につかず投げた先が1塁ではなく真上に。滅多に見られないプレーで、ノーアウト1塁。しかし0-4。
交流戦前の巨人戦から5連勝中だった川上。もし‘勝ち運’というモノがあるとするなら、それが手から離れるのが見えた瞬間でした。その後・・・

3番 川崎 右中間3ベース! 1-4 (もう1点はいるかな?)
4番 小久保 センターオーバー2ベース! 2-4 (きれいに追加点)
5番 多村 三振 (ここまで2安打で一番打ちそうやったのに、ここまでか〜)
6番 柴原 ライト線2ベース! 3-4 (おーっ 珍しくつながった)
代打 吉本 右中間2ベース! 4-4 (打ちそうな雰囲気通りの会心の当たり) 
8番 松田 レフトへ2ランホームラン!! 6-4 (流れ上、そうなるわな)

こんな打たれ方をした川上は見たことがない。こんないい当たりが続いたホークス打線も今年見たことがない。(しかもホームランに至っては9試合ぶりのこと)
川上の持っていた‘見えない運’をもらった感じで、すべて文句無しの長打ばかり。ナゴヤドームでこんなことがどれぐらい稀かは、阪神ファンならみんな分かると思いますが、たった1つボールを投げ損ねただけなのに・・・

この回の6点しか点が入らなかったの今のホークスらしいところも、6-4の逆転勝ち!
どれだけいいピッチングをしても勝てなかった杉内の負けも消え、連敗もストップ。
王監督も試合後のコメントで「奇跡を起こした」と言っていましたが、まさしくそんな勝ち方でした。この日の勝ち投手は来日初登板のスタンドリッジ。5回裏0-4での登板で、誉められたピッチングではありませんでしたが、簡単に初勝利をゲット!
どうやら‘勝ち運’はこの人に。

こうなれば次の24日(日)も負ける訳がない。
見事に打線がつながり9-2の完勝。阪神ファンがうらやむナゴヤでの連勝となりました。
それなりに上位にいるホークスですが、やっと見どころが出てきた2日間で、せっかくもらったいい流れを他に渡さないように祈るばかりです。

「これは見に行った人はかなり満足やろうなぁ〜」
見に行こうかなと思ったことを忘れさせてくれるナイスゲームでした。


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