犯罪を減らすブルーの光(今井直人)
先日、実家のすぐ近くがテレビに映っていてビックリしました。この地域の防犯活動で街灯がブルーで、その取材でした。奈良県のいくつかの地域で試験的に行われているもので、このブルーが犯罪を抑止する効果があるということなのです。
普通のホワイトからブルーに変わって数ヶ月が経ちますが、今はもう慣れてしまいました。最初は不気味で何か変な具合でしたが、今は駅を降りると、実家に帰って来たという感覚です。
ブルーの街灯は、興奮を抑え気持ちを落ち着かせる鎮静作用があること、時間を早く感じさせること、そして色の中で一番遠くまで見渡せるという特性があるようです。
今はまだまだブルーが少ないので、より効果的ではないでしょうか。
調べたところ、この取り組みの始まりは、日本テレビで放送されていた「謎を解け!まさかのミステリー」で、“お金をかけずに町から犯罪が消滅”という謎でイギリス南西部の都市グラスゴーの事例が紹介され、それがきっかけになったようです。
しかしながら、イギリスでの元々の狙いは景観の改善であり、この効果は副産物で生まれたものなのです。世の中には、まだまだ色を活かせることはありそうですね。
設置地域では空き巣の被害が減り、自動販売機荒らしや駐輪所の自転車盗難が激減し、成果が現れています。
高校の時、文化祭の準備の期間、教室の蛍光灯にピンクのセロファンを貼っていましたが、とても授業の雰囲気にはならなかったことを思い出しました(当たり前の話ですが)。
このブルーの地域は半年間で38%の犯罪が減ったそうですが、テレビからでもいいものはドンドン取り入れてもらいたいものです。
奈良に習い、広島・静岡・群馬そして大阪も続いて取り入れています。さらに今後並んで取り入れようとしている自治体も多く、ひょっとしてこの先、奈良ならではということでなく、日本中が青い不気味な夜にならないとも限りません。(もういいですね)
携帯を見ながら歩いている人は幽霊に間違えられますよ。
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